アートラインかしわ2012

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柏商工会議所主催事業
まちデザインシンポジウム
「リノベーションとコミュニケーション・デザインによる都市発展の可能性」

柏駅周辺の地価の緩やかな下落、柏市商圏人口吸引率の低下といった現象が見られる中、柏駅周辺をもう一度デザインし直す必要に迫られています。しかしながら、人口減少社会を迎え、財政上の制約がある今日では、従来型の大規模都市再開発は必ずしも容易ではありません。
このような状況の中、従来ある不動産のリノベーション(補修・改装)という「部分の変化」を都市全体に還元していく手法や、人の行動の変化につながるコミュニケーション・デザインといった手法にも注目するべきではないでしょうか。
そこで、今回のシンポジウムは、リノベーションを前提とした中古不動産が生む新たな魅力に着目し、CETエリア(※注1)の価値向上で大きな役割を担った『東京R不動産』の馬場正尊氏、シビックプライド(=都市に対する自負や愛着)とコミュニケーション・デザインの関わりについて研究活動を展開している紫牟田伸子氏をパネラーにお招きしました。
そして、コーディネーターには、福岡市の中心市街地、天神の活性化で成果を上げられ、現在はUDCK(アーバンデザ インセンター柏の葉)のセンター長である出口敦氏をお迎えしリノベーションとコミュニケーション・デザインによる柏駅 周辺発展の可能性を探ります。

※注1...CETエリア=Central East Tokyo(中央区・東日本橋を中心とした一帯)

コーディネーター

出口 敦氏
東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻 教授
柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)

パネリスト

馬場 正尊氏
Open A 代表/東北芸術工科大学准教授/東京R不動産ディレクター

紫牟田伸子氏
編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデュサー

日時

11月23日(金・祝) 14:00-17:00

会場

柏商工会議所4F
入場無料

定員

先着80名

申込み

柏商工会議所 振興課
TEL 04-7162-3305

締切

11月19日(月)

問合せ

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プロフィール

出口敦(でぐち あつし)

東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻 教授

東京都出身。1990年東京大学大学院博士課程修了(工学博士)。九州大学助教授、MIT客員研究員、九州大学教授を経て、2011年より現職。専門分野は、都市デザイン学、都市計画学。著書に「アジアの都市共生」(編著、九州大学出版会)など多数。

馬場正尊(ばば まさたか)

1968年佐賀県生まれ。1994年早稲田大学大学院建築学科修了。博報堂でイベントやショールームの企画などに従事。その後、早稲田大学博士課程に復学、その時期に建築とサブカルチャーをつなぐ雑誌『A』の編集長を経験。
2003年OpenAを設立し建築設計、都市計画、執筆などを行う。それと同じ時期に「東京R不動産」を吉里、林らと始める。
2008年より東北芸術工科大学准教授。建築、執筆、不動産、教育を必死でバランスをとりながらやろうとしている。建築の仕事として、「勝ちどきTHE NATURAL SHOE STOREオフィス&ストック」、「房総の馬場家と連棟」、「TABLOID」など。
著書に、『「新しい郊外」の家』(太田出版)、『都市をリノベーション』(NTT出版)、『「新しい郊外」の家』(太田出版)など。東京R不動産では、編集やコンセプト面のディレクションを担っている。

紫牟田伸子(しむた のぶこ)

編集家/プロジェクトエディター/デザインプロデュサー。

美術出版社『デザインの現場』『BT/美術手帖』副編集長、日本デザインセンタープロデュース室チーフ・プロデューサーを経て、2011年より個人事務所にて活動。企業や社会・地域に適切に作用するデザインを目指し、地域や企業の商品開発、ブランディング、コミュニケーション戦略などに携わる。
主な共著に『シビックプライド:都市のコミュニケーションをデザインする』(2008)、『クリエイティブ・コミュニケーション・デザイン』(2012)など。